緑化工法

緑化工法

プラズマグリーン吹付工

金網張工、法枠工を緑化基礎工として、生育基盤材、安定材、種子、肥料等を混合して、吹付機を使用して吹付ける工法です。工法選択にあたっては、植物生育の永続性、肥料養分の持続性、生育基盤の安定性、持続性、耐凍上性等について十分検討します。

施工方法

使用機械(高圧タンク吹付機)

使用材料

自然の表層土と同じ基盤形成が可能です!

植栽基盤材 リバーソイル

<主な特長>
①ウッドチップを細かく粉砕して長期間熟成した堆肥に土壌分等を配合した植栽基盤材です。
②土壌分を多量(全体量の30~50%)に含んでいますので、経年による基盤の劣化が少ないです。
また、保水性が高いので、導入植物の生育が良いです。
③植物の生育に欠かせない養分供給源としての機能を長期に亘り発揮します。

自然の潜在力を利用した新しいタイプの接合材!

無機固化材 リメイン

<主な特長>
①粉末品のため、取扱いが簡単。
②特殊な分子構造を有し、耐食性が強く、通常の高分子接合材(粘結材)に比べ、
  自然現象や経年による吹付基盤の劣化が少ないです。
③主原料はカルシウムで環境に有害な物質は含まれていませんので安心・安全です。

固化・反応メカニズム

固化材「リメイン」と植栽基盤材「リバーソイル」は、それぞれの無機成分が反応して、吹付基盤を永続的に法面へ定着させるため考案・開発されたものです。その高い耐食性を実現する理由は、土粒子自身にも含まれる粘土鉱物と石灰との水和反応等の効果を利用することで、植生基盤自身が結合し合い、一体化するためです。

吹付事例

①土採現場跡地(三重県)

吹付工法比較試験(A~F工区)
三重県伊勢南西部において各工法における試験施工を実施した。
急勾配(1:0.8)における各種工法との比較試験結果(三重県伊勢南西)を示す。
緑被率からみると2月の時点ではA,C,Dの工法で高い被度がみられた。基盤の残存率ではB,C,D,Fの工法が高い値を示した。Aの工法では1部で表層部分の流出がみられた。基盤材が残存していることと、被覆率からみるとC,D,Fの工法が適していると考えられる。

Aの施工後
Bの施工後
Cの施工後
Dの施工後
Eの施工後
Fの施工後

②モルタルのり面の再緑化(長野県)

高度経済成長期に施工されたモルタル吹付のり面は、長い年月が経過し老朽化が深刻となっており、補修、補強が必要な時期を迎えています。その補修、再緑化の1例をご案内します。

①モルタルのり面穴あけ作業

②保水袋設置作業

③厚ネット張り付け作業

④吹付作業

⑤施工完了

⑥施工後4ケ月

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